2008年12月25日木曜日

Eye-Fi Card を購入!

 Amazonにて購入。先行予約で9,980円也。一見SDカードなんだけれども、実はWiFiによる無線通信機能を備えているという恐るべき商品。海外では既に販売されていた物が、このほど日本でも正式に流通することが決定したということで、予約までして買ってしまいました。

 で、コイツで何ができるのかと言いますと、普通のSDカードの代わりにコイツをデジカメに突っ込んでおきます。で、普通に撮影をする。するとなんと、撮影した画像データを近くのパソコン(ペアリング済みのもの)に無線で自動的に送信するんですよ! これって超スゴくない?! いちいちケーブルをパソコンに接続したりとか、SDカードを取り出してカードリーダーに差し込んだりとかという手間が一切必要ない。ただ単純に、デジカメで撮影するだけで画像がパソコンに中に保存されていくんです。技術の進歩だ〜。

 無線デバイスというと、これまでの私の経験からするに、セットアップにとても苦労したりペアリングが上手くいかなかったりと、比較的嫌な思い出が多いシロモノではありますが、今回のこのブツは、非常に簡単に、実にあっさりと使用を開始することができました。セットアップ用のツールも大変良く考えられていて、ほとんど迷うことなく使えるようになっています。

 何より驚いたのが、そのパッケージ。先に挙げたセットアップツールにしても、ユーザインターフェースにとても力を入れているメーカだということがよくわかります。



 これがそのパッケージ。右側にオレンジ色のタブが見えますよね。これを引っ張ると・・・



 なんと、同時に左側から製品がせり出してくるのです。あんまり面白いモンだから、この開け閉めだけを何度もやっちゃいました。こういった、感性に訴える仕掛けって強力ですよね。インパクトが強烈で、印象に残ります。



 さらにさらに、右側からは紙がパタパタと伸びてきます。ここに記載してあるのがスタートアップガイドで、製品を使用する際に一番最初に目を通すべき内容が載っています。



 で、これが製品のセット。左側のブツが、ペアリングようの母艦。右側のSDカード状のものが本体です。最初に使用するときには、母艦に本体を差し込み、パソコンのUSBポートに差し込みます。すると、自動的にセットアップツールが立ち上がり、そのまま指示に従って操作するとペアリングが行われ、間もなく使用できるようになります。このセットアップの途中で、実際にカメラを使って撮影してみましょう、みたいなステップがあり、そこで撮影をするとワイヤレスで保存できますよ、みたいな実演をすることになります。いやはや、なんというご丁寧な事で。こんなに親切なセットアップツールは初めてです。

 ところで、私の場合は Mac OSX 10.5.6 を使用しているのですが、まず母艦をUSB接続した際にセットアップツールが自動で立ち上がりませんでした。このときは手動で実行ファイルを立ち上げて事なきを得たのですが、「実際にカメラで撮影してみましょう」の手順となった際、撮影しても何も起こらなかったんです。本来ならここで画像ファイルが転送されてくるはず、なんですけれども、待てども暮らせど何も起こらない。しまいにタイムアウトして「正しく機器が接続されていますか?」みたいなことを言われてしまう始末。

 しばらくいじっていると、突然画面の片隅に「ダウンロード中」のような表示がでてくるじゃありませんか。おお、これで通信が行われているのか、と、ちょっと感動。しかし、やたら通信が遅い。まるでダイヤルアップ通信でWEBを見ているかのようだ。しかも、そのまま見ているとカメラの方がオートパワーセーブで眠り始めてしまうじゃないの。こうなるとデータの転送まで止まってしまって、なんともはや、もうまったく使い物にならん気がしてきました。1枚の画像を転送するのに30秒近くかかったのかな。その間もカメラが寝ないように常にいじっていなきゃならんのです。これはいよいよ、掴まされたかなっていう気分になってきたところ、あるアイデアが浮かんできた。

 いや、アイデアと言うほどでも無いんですが、このブツをいじくっている場所が事務所の2階でして、無線LANのHUB(Apple AirMac Extreme)は、1階にあるんですね。MacBook Proの電波具合は特に問題なさそうなんですけど、そういえば、別のWin機の無線ネットワーク接続が実に弱々しかったことがあったっけ。それならば!とばかりにMacBook Proを携え1階に降り、再び撮影テストをおこなってみると、おおお、見事なまでにバッチリとデータが転送されてくる。撮影するそばで画像がニュルッとMacBook Proに送られてくるのです。これは気持ちいい。ってゆうか、これは正に新感覚です。

 ということで、このカードを使用する際には、無線LANが十分に使える範囲内にいるのがベストです。別の場所で撮影していたとしても、無線LANエリアに戻ってきたときに自動的にダウンロードされるので安心ですよ。

 しかし、こいつは本当にすごい。久しぶりにインパクトの強烈な新アイテムに出会った気分です。

Nobu