2009年9月28日月曜日

過熱状態



 日々のバックアップは Apple Time Capsule を使っています。ある日、背後に置いてるコイツから、すごい勢いで冷却ファンが作動している音が聞こえてきました。しかも、間隔を置きつつ断続的にずーっと鳴っているんですね。

 それだけならまだしも、普段は涼しげなグリーンのランプが前面に灯っているのですが、なんとこれがオレンジ色になってしまっているじゃないの。何か異常が起こったのか?!

 すぐに Air Mac Utility でモニタリングをしてみました。そしたらなんと、

 「アンタのデバイスは過熱状態になっているよ!」

っておっしゃるじゃありませんか! なんてこったい!

 確かにここ数日はまるで夏が帰ってきたと言わんばかりの陽気でして、室内も結構な温度になっておりました。加えて、このタイムカプセルが置いてある場所が、比較的風通しの悪いポイントということもあって、本体の加熱が加速したのでしょう。

 取り急ぎの処置としましては、本体の下にティッシュペーパーの箱をおいて、下部からの風通しを良くすると共に、位置を上方に上げる事により、全体的な風通しの良さを確保します。

 さらに、緊急の処置として、すでに引き出しにしまい込んでおいた団扇を取り出し、これでせっせと本体を扇ぎます。早く頭を冷ませ〜。

 結果、無事ランプもグリーンになり、騒がしかった冷却ファンも静かになりました。みなさんも夏場の(もう秋ですが)熱管理には気をつけましょう。

Nobu

2009年9月24日木曜日

HSDPA Broadband Access Rechargeable SIM Card を購入するには



 香港で無線インターネットをするのに欠かせない、データ通信に特化したSIMカード、HSDPA Broadband Access Rechargeable SIM Card については、以前も何度かこちらで取り上げてきました。

・香港でiPhoneを使い倒す
・N82 x HSDPA Broadband Access Rechargeable SIM Card

 世間ではシルバーウイークとか呼ばれている九月連休の間に、仕事で香港に行ってきたのですが、これがまた結構久しぶりだったんですね。香港に着いてホテルにチェックインし、いつものようにiPhoneに上記のHSDPA~SIMを挿入して使おうと思ったら、なぜかSIMカードを認識しない。手持ちの2枚を試したところ、2枚ともダメ。よくよく考えてみたら最後の残高チャージから結構時間が開いておりまして、もしやと思って、SMSに残っていたステータスメッセージを確認してみたところ、やっぱり有効期限が切れていました。

 HSDPA~SIMでは、どれだけデータ通信を行っても 28HKD/1day で頭打ちになります。だいたい340円くらいですね。しかも、それに到達するまでは 2HKD/MB という実にリーズナブルなコストで利用できる物ですから、最初のチャージからヘタすると1回の旅行では使い切れないケースもままあります。使っていても頻繁に再チャージの必要が無いために、ほったらかしになるケースがあるんですね。今回がまさにそれがゆえに失効してしまった失敗例でした。以後、気をつけます・・・。

 ちなみに、このHSDPA~SIMは、iPhoneはもちろんの事、USBモデムでも使う事ができるため、ホテルでネット接続するときにも重宝します。私の滞在していたYMCAでは、接続料金が4時間で40HKDと少々高いため、モデムで接続する方がお得です。また、ときどき友人宅にも泊まったりしますけど、こちらはそもそもネット接続環境がないため、このモデムは必須です。



 パッケージに記載されている料金詳細です。解説しますと、

◆香港内のデータ通信
 ・1MB毎に 2HKD(約24円)
 ・1日最高 28HKD(約340円)までしか加算されない
 ・また、1ヶ月最高 298HKD(約3,600円)までしか加算されない

◆国外ローミングのデータ通信
 ・1KB毎に 0.11HKD(約1.33円)
 ・こちらは上記の上限止まりは無し つまり、青天井

◆SMS(ショートメッセージ、つまり、番号メール)
 ・香港内で使用 1件ごとに 0.8HKD(約9.6円)
 ・香港外で使用 1件ごとに 3.0HKD(約36円)

◆香港内通話
 ・1分ごとに 0.3HKD(約3.6円)

◆有効期限
 ・初期化、および、残高チャージから180日

と、ここまで書いてみて説明書を読んでみましたところ、どうやらIDD(国際電話)や、Wi-Fiスポットサービスも利用できるようです。以前はIDD通話はできなかったような気がしましたけど、改良されたのかな? Wi-Fiもありがたいですね。ショッピングモールなどでは3HKの接続ポイントがあったりするので、こちらで利用するのもアリでしょう。



 これもパッケージに書いてありました。2011年の12月31日までにアクティベーション、つまり、使い始めて下さいね、とあります。


 さて、ようやく本題に入りますが、このSIMカード、実は香港内でも手に入れるのが結構困難だったりします。街中の3HKショップには、まず在庫がありません。こちらによれば、3HKショップだけではなく、スーパーマーケットのParknShopや電気屋さんのFortress、また、ドラグストアのWatsonsでも売っていますよ、とありますけど、こんなもん、嘘八百ですよ。TST、セントラルなどの店を聞いて回りましたが、通話用のSIMカードはあるけど、HSDPA~は置いてない、というパターンばかりでした。

 3hkショップも、モンコックの先達広場のすぐ前にある3HKショップや、ワンチャイの3HKショップで執拗に確認をしましたが(ちゃんと商品の画像まで見せて!)、ウチには無いよの一点張り。本当に香港で売っているのか、コレ?

 ところが、実はあるところに行けば簡単に購入できてしまいます。それは、香港国際空港内、出発ロビーにある3HKの店。置いてあるのは知っていたんだけど、まさか手持ちのものが失効しているとは知らなかったので、香港に到着したときに購入しようとは思いつかず、結局帰るときに買ったのでした。次回来たときに使うつもりです・・・。こちらの店では在庫も結構あったので、当面は大丈夫だと思います。

 ちなみに、HSDPAの rechargeable SIM を売ってくれ、と店の人に言うと、高確率で残高チャージ用のバウチャーを出されます。いやいや、そうじゃなく、新規のSIMカードをくれ、new number だ! と伝えると、ああ、new number ね、と理解してもらえます。この点は注意が必要なので、ご購入の際にはお気を付け下さい。

 もし、香港に行ったその日にこのカードを買って、すぐに使いたいという事であれば、購入したその場でお店の人にアクティベーション(初期化)をしてもらいましょう。自分でもできますが、なるべく面倒くさい事はしたくないですからね。ちなみに、iPhoneでこのカードを使う人は、自分でアクティベーションをする際には注意が必要です。この点については、いずれまたレポートします。

 SIMの初期化以降、iPhoneでの設定については、こちらもご参考にして下さい。

Nobu